今日から営業再開~ということで、今週初めにお休みをいただいて行ってきた研修旅行レポートその①です。
今回の研修先は、沖縄本島から飛行機で1時間太平洋側に飛んだ離島「南大東島」
距離でいうと石垣島までとあまり変わりませんが、沖縄県民でもなかなか行く事が出来ない島のひとつですねぇ
行く事というか、行く機会がないと言った方が正しいかも? 航空運賃も高いし・・・半額で行けるけど船は1週間に1回しか出ません。
旅行支援でお得に少しでも安くいける今こそ行かなきゃいつ行けるのか?という理由で決めた研修先。
あと沖縄県に属していますが、東京の八丈島の方が開拓したので食や文化が独特なところも選んだ理由ですねぇ
ということで、朝イチの50人乗りプロペラ機の直行便で到着したのは朝の8時55分。
計画を決めた段階では、行程がGW明けなので梅雨入りを覚悟してしましたが、嬉しい事にまだ梅雨入りせず。曇り空でも満足のスタート~
手配していたレンタカーを空港で借りてそのまま宿にチェックイン。早く荷物が置けたのは嬉しかったですねぇ
まず向かったのは、南大東村漁業組合。ここで商談を兼ねた仕入れルート開拓。事前に観光協会の方と連絡を取って色々とお話を聞いていましたので、朝イチ訪問です。
ちゃんと仕事してますよ~それがメインですからねぇ
次いで向かったのは旧南大東空港。建物はそのままラム酒「コルコル」の工場になっています。
こちらで工場見学をしようと訪ねましたが・・・見学は午後にしてネ ということで挨拶だけして後にしました。
時間が出来たので、まずは「ふるさと文化センター」で島の歴史を勉強~
島のサトウキビを運んでいた「シュガートレイン」
ここでビックリな事実。映画サンマデモクラシー等で触れられていた、アメリカ占領下の沖縄本島で悪代官の呼び声高い「キャラウェー高等弁務官」
こちら南大東島では胸像も建てられるくらいの英雄的存在。土地問題で活躍したそうです。
同じ県内でも評価が全く違うのは面白いですねぇ
あと、先の戦争で南大東島には米軍が上陸せず、艦砲射撃をうけても民間の死者は3名だけ。軍の死者も戦士ではなく病死がいただけという、堅牢な島だったそうです。
隆起サンゴ礁で出来た南大東島は断崖絶壁の海に囲まれています。港を造るのは大変だったそう~こちらは島の南にある「亀池港」
ちなみに南大東島はガラパゴス諸島と同じく、島が出来てから大陸とつながったことのない孤島。島にしかいない動物や植物の宝庫だそう。
時間つぶしに釣竿を持ってきました♪ 海も断崖絶壁なので、港からカジキやマグロが釣れるという釣り人にはたまらない島。
西港。船で来ても接岸できないので、クレーンで人と物資を陸揚げ。残念ながら滞在中は大しけで船が欠航して、クレーンが見れませんでした・・・
1900年に八丈島の開拓者がこの場所から上陸に成功。といっても岸壁を登るのに1週間近くかかったとか~
「お食事処 光」さんでランチ。丼ものをかき込みたかったので、牛スジ丼~Tは仮眠・・・
沖縄本島にはない、大東文化のひとつ「お地蔵さん」
ちなみに開拓元の八丈島は現在は東京都になりますが、昔は東北由来の藩が代官を務めたりして治めていた歴史があり~南大東島に住む八丈島系の方の名前は“奥山”や“菊池”など東北でよくみられる苗字が多いそうな。
南大東島で最大の観光スポット「星野洞」
東洋一の鍾乳洞とも言われる、沖縄本島の玉泉洞とは比べ物にならない程の上等な鍾乳洞~
30年30億円をかけて造った南大東漁港。写真ではなかなか伝わりませんが、スケールが半端ないですよ~
削った膨大な量の石灰岩は島のなかに石垣として組まれて再利用されています。この話を聞く前まで、なんと立派な城(グスク)があったのか?と想像していました(笑)
漁港の近くにある、北港。太平洋側の東以外の3方向に港がありますねぇ 風向きで港を使い分けしないいけない絶海の孤島・・・
ここでやっとラム酒工場見学の時間に~朝から動き回ると時間をたっぷり使えますネ
そんな南大東島のラム酒「コルコル」 発売から19年経ちますが・・・産み出したはいいけど、ブラッシュアップがないんですよねぇ
それでもあえての工場見学でしたが~説明もかなりあやふやではっきりしないスタッフ・・・「工場長しか詳しい事知らない」を何度聞いたか(笑)
情熱も商売っ気もないしねぇ 辛口コメントですが、まぁ【びいどろ】ではもう置かないなぁと改めて思いました。
伊江島のラム酒の方が美味しいし、そちらを置いているしネ
泡盛などお酒に限らず商品の“窓口”って“造る”以上に大切ですと思う、よーいち。
かなり昔ですが、見学に訪ねた時にひどい対応された泡盛メーカーさんがありましたが、それ以降店には置かないしプライベートで飲む事すらしていないしねぇ
ということで、「こんにちは」も「ありがとうございました」も挨拶も何ももなかったグレイスラムさんを後にし~下がったテンションを上げるべく晩御飯タイム♪
行った店は「大衆居酒屋ちょうちん」さん。魚のフギ炒め(鮪の胃袋炒め)はビールがすすみます♪
久しぶりに食べましたが、鮪の胃袋美味しいですねぇ たまには【びいどろ】でも出そうと思います。
南大東島=ナワキリ。和名クロシビカマスという深海魚。コレを仕入れるために来たといっても過言ではないこの研修旅行~
ほとんどの店ではバター焼きで提供されています。
もうひとつの南大東島名物インガンダルマ。人間の酵素で分解できない油分があるので、法律で販売禁止が指定されている、大トロよりとろける深海魚。 以前那覇の店で刺身で食べたことがありますが、フライは初めて。
この料理でお金を取ったらダメなので、あくまでサービス品として食べられています。3切食べるとお尻から垂れてくるので注意・・・
亀池港から釣ったというカジキの魚拓~ロマンがありますネ
他にもあれやこれや食べて店の方や常連様とゆんたくして~もうひとつ食べたい料理が品切れだったので、次の店へ
2軒目は「居酒屋ろくさん」さん。中国出身のママさんが切り盛りするスナック的居酒屋で~お目当てのナワキリの刺身(酢味噌かけ)
一般的にバター焼きや煮付けでたべるナワキリ。刺身で食べれると聞いていましたが・・・これはちとキツイかなぁ
かなり細かく骨切りしていますが、口に残りすぎ。知らずに食べるとクレームきちゃうレベル いい勉強になりました。
この店の名物らしい、餃子。かつてないくらいの、にんにくマシマシ餃子♪
〆は親子丼じゃなく、タマゴ丼~
こ~んな感じで、初日は朝から動きっぱなしの1日。
県民所得ランキングで常に上位争いをしている裕福な自治体、南大東島の初日レポートでした。
よーいち